Ney, ネイと呼ばれるこの猫耳さん。 MEGAふぇっぷすさんのFaithfulMoonのジャケットイラストとして描かせて頂いたものです。 ジャケットの2バージョン、サイト向けのバージョンなどいろいろなのがあるんですが、これは白バージョンと呼ばれるものです。
ある日、友人からCDのジャケットを描いてみる気はありませんか、という話が来まして。 先のれんむから2年ぐらい、忙しくてCGを全然描いていなかったこともあり、「（Alphianeを指して）あれ確か、2年か3年前の絵なんで(^^;だいぶ絵柄変わるん違うかな。（メッセンジャーの原文ママ）」とかいって引き受けてます。

キャラクター自体は、ずっと以前（テキスト見ると1998年になってる）に描いたMueというキャラクターと対？になる娘です。 多分その設定ができたのは2000年頃だと思いますが。
Alphianeの所にも書いているのですが、「FelisGirl」という以前描きかけのまま止まった作品があります。 悲しき同人の性、その時の設定やキャラ、ストーリーはなかなか捨てられないもので（笑）本当に少しづつですが新たなキャラやお話、ストーリーがくっついていきます。脳内でですけど(^^;
そうやって作られたNey、エヴァの綾波を強く意識して設定されているキャラで、設定上はMueと見た目は区別がつかないことになってます。 （MueとNeyがアルビノ色の赤目なのはその影響） ただ、胸はあるという設定はともかく、華奢という設定はこの絵ではすっかりどこかに飛んでいってます。 ああそうさしっかり（別の言葉でむちむち）した女の子が描きたかったんだよう！

技術的にはこれまでとかなり異なり、髪の毛の線をMagicTracerというパスで線を描くツール使ってたり、色の塗り方もだいぶ変わってたりします。 この辺は、ツール恐るべし！って感じですね。やっぱり長い線がすごく綺麗なんですよ。縮小の罠とかもあるんですけど。
それより、見えない部分というか、絵の描き方、考え方などがかなり変わってるんですね。 ああこうすりゃいいんだ、こう考えればよかったんだ、というような部分、そういうのが少し見えた気がします。 そういう意味で、今回のイラストはとても勉強になったなぁと思います。 CDのジャケットの構成としてどうか、とかいろいろ反省点もありますが。

ちなみにこの文章、Faithful Moonを聞きながら書いてます。 もともとアルバムタイトルが決まらないうちから描き始めてまして、「えーそのタイトルは想定外だハッハー！」てな感じで後からロゴとかいろいろ作ってみたってのはライナーノートの文章に少し書いてます。
音楽については、私は聞くほうはともかく作曲に関するセンスはからっきしなんですが、あー上手い人がつくるとこんな感じなんだなぁ、と思います。 このアルバム？は「敢えてFM音源に突っ走ってみましたっ」て感じでPC9801系のFM音源エミュレータで作ったらしいことが書いてあります。 私はその辺よく分からんのですが、ともかく確かにFM音源の音なんですなこれが。 ちょっと見せてもらったけど、譜面とかもMMLで入れてるんですね。
もともとファミコン世代の人で、FM音源時代のSFCのFFとかの音楽は着信音にするぐらい好きなので、これらの音は懐かしいというか、わりとすっと入ってきます。 でも音域とかはこっちの方が広いっぽいのよね。なんていうか、すげぇなぁと思います。

とま、そんな感じで。 CDのジャケットとかはまたやってみたいなぁ、と思ってみたり（笑）